システムトレードとFX自動売買
システムトレードの定義
システムトレードは略してシストレとも言いますが、機械的にチャートを分析して売買ポイントを見つけたり、パターン周期などと組み合わせたりなどして売買シグナルを発生させ、それに従って機械的に売買することを言います。そして、その機械的に売買する手段として、人間の手によるものと、プログラムによる自動売買とがあります。
システムトレードを定義すると、「売買条件を組み合わせて売買システムを構築し、そのシステムに従って機械的に売買を行う投資手法」になります。システムトレードで発生したシグナルを見て手動で売買する方法から、発注から決済まですべてシステムに組み込まれているものもあります。ですから、厳密にいうとシステムトレード=自動売買ではありません。しかし最近では、発注から決済まですべて自動で行われる自動売買型のシステムトレードが増えてきています。
また、自動売買を開始したらパソコンの電源を付けっぱなしにしておかないといけないものと、パソコンの電源を切ってしまっても大丈夫な「サーバー管理型」の自動売買に分かれます。
なお、本サイトで紹介する「ループイフダン」と「オートFX」は自動売買型でサーバー管理型、「MT4」で紹介する「インジケーター」を活用して売買する方法は手動型のシステムトレード、「MT4」によるシステムトレードは自動売買型でサーバー管理型に移行可能なタイプになります。
自動売買型システムトレードの種類
自動売買型システムトレード 3つの種類
完成された自動売買型のシステムトレードはすべて全自動なのですが、ゼロから構築するにはプログラミングの知識が必要になります。このタイプのシステムトレードは、その段階に応じて大きく3つに分けられます。
【レベル低】
すでに自動売買システムが構築されている
自動売買システムが複数あり、その中から自分で選んで利用すればよいので、プログラミングの知識は全く必要ありません。初心者でもできるFX自動売買(システムトレード)と言えるでしょう。
【レベル中】
売買タイミングが用意されていて、それを組み合わせて自分専用のシステムを作る
プログラミングの知識があれば、より効果的な売買システムの構築が可能です。プログラミングの知識がなくても、ある程度直感的に操作できるようになっていますが、プログラマーの方ですと活用範囲が広がります。
【レベル高】
ゼロからプログラミングで記述していく
複雑な自動売買システムになると、より高度なプログラミング知識が必要です。